取説の作成現場をとりまく環境

1996年8月12日

取説の作成現場をとりまく環境、なんて恐ろしい言葉でしょう。今も昔も、環境としては、こんなところでしょうか。

厳しい現実

意外と知られていない現実

あ、それからもう1つつけ加えることがありました。
皆様は「実際に製品を使いながら取説を書いているのに、どうしてあんなにわかりにくいんだろう」とお思いかもしれません。
とんでもない!!
β版テストを実施できるコンピューターソフトウェアの取説はともかく、家電製品の取説は設計仕様書を元に書き起こされているのです!!
実際問題として、このような状況では良い取扱説明書などできるはずがありません。

取説の作成現場はこんな状況です。
彼らの名誉のためにつけ加えておきますが、日本の取説は前よりずっとずっと進歩しています。しかし劣悪な環境で制作しているかぎり、改善の度合いもたかがしれています。
そこで皆様にお願いします。せっかく手に入れた製品に、ひどい取説がついてきたときは、「これでは使えない!」とか「本当に専門家が作っているのか?」とメーカーにアピールしてください。
きっと窮屈な思いをしている担当者には励みになることと思います。

今回は暗い話ばかりになってしまいましたが、皆様にもひどい取説の原因がどこにあるのか、何となくおわかりになってきたのではないかと思います。

トップ | 新着情報 | 研究発表 | ひとりごと | 業務案内 | ご意見箱 | リンク集
このサイトについて | ご意見・ご感想はinfo@laplace-lab.orgまでお寄せください
©1996-2003 ラプラス取説研究所
ラプラス取説研究所のトップページに移動
#
新着情報のページに移動
#
研究発表の一覧ページに移動
#
情報大工のひとりごとに移動
#
ラプラス取説研究所の業務紹介ページに移動
#
ご意見箱に移動
#
リンク集に移動