暑中お見舞い申し上げます & Adobe InDesign

2003年8月 4日

関東地方は梅雨明けで強烈に夏らしくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

業務多忙で更新どころではなくなっていたのですが、ようやく一息つけるようになりました。これはレイアウトや提供情報の方針を思い切って変えるだけでなく、さらにAdobe InDesign(それもMacOSX+OpenType環境)を利用して実機種制作を行うという、春先から続いていた一連のプロジェクトがようやく終了したためなんですけど。いや〜、勝手をつかむまでが大変でした(苦笑)。

でもまあ、InDesignもページレイアウトソフトウェアの基本機能を中心に使用する分には、まったく問題がないことを確認できました。Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorのネイティブファイルを直接配置できることも、画像ファイル管理工数の大幅削減に寄与しています。EPS保存と比較するとプロジェクト全体のファイルサイズもかなり小さくなりますので、ネットワーク経由で生データをやり取りして分散制作するような場合にも、十分なメリットがあると考えられます。InDesignの導入を検討しているメーカーは他にもあると聞きますし、いままでQuarkXpressやAdobe PageMakerを使用していたところが代替するケースは、今後増えてくるのではないでしょうか。

あとは(出力側の環境に依存する面もありますが)視覚表現系の独自機能をどこまで使うのかなど、表現と省力化のバランスを煮詰めることが次の課題でしょうか。インライングラフィックで行間が乱れるとか段落スタイルや文字属性の保持方法がアレなんじゃないかとか、ブック管理が弱くて環境によって変な挙動をするとか細かい文句はたくさんあるのですが、その辺はまたまとめて公開してみたいと考えています。

というわけで(笑)、既存の取扱説明書を改善したいけれどもネタ不足であったり、InDesign導入を検討しているものの制作会社の対応が不満ということなどありましたら、当研究所にぜひ声をお掛け頂ければと思います。めずらしくマニュアル関係の記述だけで固めてみましたが、Webサイトの情報設計企画など、様々な業務もこれまでと変わらずに行っています。サイト開設から7周年を迎えたラプラス取説研究所の活動に、今後もご期待ください。

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