「東日本とにかくわかりやすいマップ普及推進委員会」の話がいくつかのサイトで取り上げられていたのですが、わかりやすい地図の書き(描き)かたとして今まで見た中で最もすばらしいものは、「分かりやすい地図の作り方」ではないかと思っています。
特に「目的地を上にして描く」ことが忘れられているので、地図を進行方向にあわせて見て文字が読めなくなったりするケースって、結構ありますよね。他にも重要なポイントが指摘されていますので、多くの方にご覧頂きたいところです。しかしどんなに良いことが書いてあっても、やはり地味系だとデザイナーの人達にはウケが悪いんでしょうかね(川村さんごめんなさい)。こうしたサイトこそ、じっくり読んでいただきたいところなんですけれども。
で、ちょっと気になって「わかりやすい 地図」でGoogle検索したところ、「東日本とにかくわかりやすいマップ普及推進委員会」は上位に表示されるものの、「分かりやすい地図の作り方」は全然表示されないのですよ。逆に「分かりやすい 地図」でGoogle検索すると、今度は「分かりやすい地図の作り方」は上位に表示され、「東日本とにかくわかりやすいマップ普及推進委員会」は全然表示されないという...。Google使えね〜。
そこで思い出したのが、独自日本語フロントエンドを実装してgoogleエンジンを利用する、12/1に刷新されたばかりの新しいgooですよ。「goo、Google 採用の新検索サービスを開始」での実例紹介を見ても、適切な補正を期待せずにはいられません。
それでは早速「わかりやすい 地図」をgooで検索...。ダメじゃん(泣)
過去記事「gooはファインダビリティを改善できるか」でも触れたように、フロントエンド側でユーザーが指定した語句を「そのまま」使用しないことに関しては、やはり不安があることも事実です。その辺の不安や不信感に対する配慮なのか、確実なキーワードから補正をかけることで少しずつ信頼性を向上させようという、長期計画を踏まえた船出なのかもしれません。それでもこの程度の表記揺れであれば、無条件で対応して欲しいところですけれども。
やはり検索エンジンもビジネスなので、お金が生まれやすいキーワードに対しての補正には熱心でも、それ以外のキーワードに対しては冷淡なのかもしれません。でも検索エンジンはネットワーク上の知識を活用するためのインフラ的な役割も担っている訳で、もう少し何とかして欲しいなあと思わずにはいられません。ということで、対処よろしくです > goo (聞いてないってば)