強烈な暑さの続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。暑さで体調など崩されませぬようご自愛ください。
- 興味のあるセッションがあるので、今年のTCシンポジウムに参加予定です(聴講予定セッションは、発01→発05 or 発04→パ04?→パ07、です)。会場で私(誰)を見かけることなどありましたら、お気軽に声をお掛けください。
ところで「TORI-SETSU 2.0 もっとクリエイティブ もっと簡単」という今年のTCシンポのキャッチコピー、例年通り周回遅れのような気がします。ここでズレなど生じさせないくらい世の中の動向を読める業界ならば(自粛)という話もありますが、日経デザインで始まった変な連載を見ても、ひょっとしてズレているのは自分の方なのか?という危機感もあります。久し振りにTCシンポジウムに参加するのは、その辺の空気感の確認も含めて、ですね。
- ちなみに前述の連載とは、「事例でわかる『デジタル取説』のデザイン・制作技術」のことです。想定ユーザーとして紙媒体中心のマニュアル制作者とWebサイト系のコンテンツ制作者のどちらを考えているのか(それぞれマネジメント層含む)がまったくもって不明で、内容的に極めて中途半端です。前者向けならば取扱情報のクロスメディア展開の実状と問題点、後者向けならば一般コンテンツで扱う情報と取扱情報で異なるポイントなどを中心に話を進めるべきで、現状の中途半端な事例紹介と初歩的な表現理論のセットという内容はちょっとあり得ないと思うんですけどね。それともこういうのが流行なんでしょうか?
- 専修大学のマニュアルライティング講義、今年度分はどうにか無事修了しました。自分から進んでマニュアルライティングなんぞ履修する学生なんてそれほどいないだろうに特定コースの専門必修科目であったり、この科目は初担当だったりで正直心配だったんですが、まあ何とか...という感じです。最終講義後に書いてもらった感想を見ると「マニュアルという存在に興味を持ってもらう」「情報を構造化するという意識を持ってもらう」という最低限の部分はクリアできたようなので、初年度としてはギリギリ合格点でしょうか。
- なお、「マニュアルライティング」講義資料はこちらから閲覧できますので、興味のある方はご覧ください(実は「マニュアル制作入門」よりも、内容的に進化している部分が多々あります)。業務マニュアルへの対応等も含めて、マニュアル制作入門のリニューアルも検討中ですので、こちらについては気長にお待ち頂ければと。
- 最後に唐突ですが、セミナーのご案内です。「ユーザー中心の情報伝達設計・表現法 〜 コンテクストとメンタルモデルに注目する〜」というセミナーの講師をさせて頂くことになりました。看板倒れが非常に心配になる強烈なタイトルですが(汗)、ベストを尽くす所存です。ちなみに講師紹介での参加という形であれば参加費用が多少割引になるようですので、参加希望の方がいらっしゃるようでしたら、よろしければ申し込み前にご一報ください。
このWebサイトは1996年の8月の開設ですので、実は11周年ということになります。昨年は10周年記念企画をやろうかと思っていたんですが、バタバタしていたり諸事情でなしのつぶてに...。開設した頃と比較して変わったこと、変わらなかったことなど、そのうちちゃんとまとめたいですね。12年目に突入しつつも、これまで通り細く長く(笑)続けていきたいと考えておりますので、思い出した頃にでも再訪して頂ければ幸いです。