日頃お取引き頂いているお客様方、このサイトにお越し頂いた皆様方、昨年は本当にどうもありがとうございました。いろいろと疲弊気味でWebサイトの更新頻度もなかなか元には戻りませんが、本年はせめて月1度くらいのペースを維持できるよう努力いたします。
さて年始早々不景気な話題ですが、ただでさえ人材の層の薄い我が国のTC業界にとって、今回の不況はとどめの一撃となりそうで怖いです。ITバブルの終焉以来(それ以前も?)、業界にお金が回らない→有能な人材が逃避するという慢性的なネガティブスパイラルが続いているのですが、さすがに今回は致命傷になりかねない雰囲気です。また、仕事の量が欲しいのは非常によく理解できるものの、ダンピングによる受注に走る競合企業の一部を見ていると、(民主党政権下では期待薄ですが)今後の景気回復局面でもその単価がベースになることを一体どう考えるのか?と怒りを禁じ得ません。
とにかく弊社としては、しばらくは「生き残る」(ゴーイングコンサーン)ことを最優先に頑張ってきたいと考えています。前回不況時の反省でもありますが、「品質を評価できる」「過去の経緯を踏まえて問題を認識・解決できる」人がいなくなるという事態は何としても避けなければなりません。そのお手伝いをできる会社・人材は、我が国には少ないというのが実情ですからね。この種のノウハウや品質を維持するための体制は、一度壊れてしまうと再構築に莫大な時間がかかる(下手をするとロストテクノロジー化しかねない)ことを忘れないようにしたいものです。
何か偉そうでアレですが(汗)、本年もよろしくお願い申し上げます。