良い取扱説明書とは? − 導入編

1996年8月1日

このコーナーでは「良い取扱説明書の条件」、「なぜ製品が使いにくく、取扱説明書はわかりにくいのか」などといった、マニュアルやインターフェースをめぐる問題について当研究所の意見を発表していきたいと考えています(完全改訂版がリリースされていますので、そちらもあわせてご覧ください)。

良い取扱説明書と聞いて想像するもの

皆様は「良い取扱説明書」ときいて、何を思い浮かべるでしょうか?
きっと、次のような意見が出るでしょう。

以上のどの意見も正しいといえます。いや、取扱説明書は本来このようにあるべきなのです。しかし実際にこのような性質を全て持ち合わせているような、すばらしい取扱説明書に出会った方がいるでしょうか?
おそらく、90%以上の方は次のような現実にお怒りになられた方が多いと思います。

なぜこうなってしまうのか?

どうしてこのようになってしまうのでしょうか?
それは取扱説明書が専門的な知識を持った人間によって書かれていないからなのです。
ここで「専門的」というのは「技術に詳しい」ということではありません。「取扱説明書とはどのようにあるべきかを理解している」ということです。
ただ、そうすると、

という2つの疑問が当然出てくるかと思います。

では具体的に考察していきましょう、といきたいところなのですが、これでは完全な一方通行の論文になってしまいます。この研究発表はそのような形態にしたくないのです。
インターネット上で研究発表の公開を始めたのは「取扱説明書についての当研究所の意見を表明したい」という他に、「取扱説明書について皆様は日頃どう思っているのだろうか」という生の声をうかがいたい、という理由からなのです。

皆様からのご意見によって、このコラムの内容も日々進化していくものと考えております。ご感想、ご意見などございましたら、ささいなことでも結構ですのでE-mailにてお寄せくださるようお願いいたします。

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