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情報大工のひとりごと

雑感いろいろ(書庫)



ターゲットユーザーは誰? − ゲーム業界の場合____見出し罫線____

「ゲーム批評」という書籍の中で、「ゲームの面白さとはなにか?」ということが特集されていました。ユーザーがゲームに求めるものが、変貌してきているという現状があるようです。
昔はいわゆる「ゲーマー(ゲームのヘビーユーザー層)」を対象としたゲームを企画していれば良かったのですが、近年では家庭用ゲーム機の普及によるユーザー層の拡大と相まって、既存のやり方では幅広いユーザーに訴求するゲームが成立しない、という問題があるようです。

ゲーマーに対しては難易度を少し上げるなど達成感の訴求を主なポイントとしてもよいのですが、ゲームに気晴らし、楽しみを求めるユーザー層にとっては、気軽に楽しく気分転換ができるということがポイントとなってきます。
こうなってくると制作者側としては、個別のユーザー層に特化したゲームを作るか、それとも広い間口から制作者の意図した世界に引きずり込むようなつくりを持ったゲームを作るか、のいずれかの手段を取るしかないと思われます。

このサイトにお越しになる皆様にはすでにお分かりかと思いますが、このゲーム業界の現状をマニュアル業界に置き換えると . . . あとは何も言うまい(笑)。 (1998.06.08)




医薬品の使用説明____見出し罫線____

新聞記事によれば、H2ブロッカーでおなじみの胃腸薬のテレビCMが、危険性をテレビCMでは具体的に説明できないという理由のため一時停止されるようです。同時に包装量を用法に合わせたものに変更したり、販売時の指導も徹底させるなどの改善が行われるということです。

実際問題、あのテレビCMでは危険性が伝えられていないように思えます。(多少強調されているにしても)表現方法が風邪薬のCMと同レベルですし、使用説明書で説明するにしても、医薬品の取扱説明書はとても読む人間のことを考えて制作されたとは思えない品質であることは皆様ご存知の通りです。
海外では、煙草のパッケージ表示に健康に関する警告を大々的に掲載するよう規定している国もあるらしいですが、副作用その他の危険があるのであれば、パッケージの記載方法も含めて検討する必要があると思います。

提供されている説明書をしっかり読んで理解する、ということは本来ユーザーの義務なのですが、メーカー側にも読ませる工夫と危険性の明快なアピールが必要なのではないでしょうか。
どの薬も使いかたを誤れば副作用をもたらしますが、これはメーカーの恥でもなんでもありません(毒と薬は紙一重 = 効く薬ほど毒性が強いのですから)。ユーザー保護のために必要な情報は、しっかり提供して欲しいものです。もっとも、誤った使いかたができないような方策が考えられるのであれば、それに越したことはありませんね。 (1998.12.14)




Webの反応における地域差は存在するのか?____見出し罫線____

ようやく気温が下がりそうですが、暑い日が続きましたね。
さて当研究所がWebを開設してそろそろ3年になるのですが、何故かメールを頂いたり、お仕事の引き合いがあったりするのは、関西のかた(企業)が多いのです。頂くメールの内容も、自分が欲しい情報だけを求めるのではなく、情報提供も含めていろいろと考えさせられるようなものが多いように思えます。アクセスログを見る限り、確かに関東のメーカーのかたも多く見に来てくださっているようなのですが. . . 。

当研究所デザイナーによる推測:
関西は実利優先な風土があるから、相手から情報を引き出すためにも、自分から積極的にコミュニケーションを取ろうとするのでは? それに加え、変なしがらみにとらわれるということがない分だけ、思い切った発注ができるのではないか。
某関西系家電メーカー社員による推測:
関西ではテクニカルコミュニケーション関連の情報入手に苦労しているからでは? 日常業務で自然に入手できる情報量が少ないので、Web上で情報提供しているところと積極的に接触しようとしているのではないか。

いろいろ想像したり意見を伺ってみたりはしたものの、真実は今のところ不明です。「理由はこれだ!」というご意見をお持ちのかたは、ぜひ当研究所までお知らせください(笑)。 (1999.06.18)




怪しい法案成立____見出し罫線____

反省できない組織に盗聴(失礼、傍受でしたね)させたり、データ管理のモラルやスキルに問題がある組織に住民情報を一元管理させたりするのは危険だ、という常識的な判断は働かないのでしょうか? まあ何らかの事故や問題が発生したとしても、損害を被るのは国民だけで、権力側は痛くも痒くもないのでどうでもいいということなのでしょうね。

先の選挙で自自公の3党に投票した方は、投票者としての責任を強く自覚してくださるよう希望します。 (1999.08.16)



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