交通機関におけるわかりやすさ
バスに乗るとき、不安になりませんか?
当研究所は小田急線の相模大野駅から徒歩20分と遠いため、疲れているときは否応なしに神奈川中央交通のバスを利用することになります。
さてこのバスですが、相模大野駅方面に向かう路線の場合は、運賃の支払い方法が先払いになったり後払いになったりします。始発から乗る人は大丈夫なのですが、途中のバス停からから乗る人は、バスが来てみないと先払いなのか後払いなのかわからない始末です。つい先日も、誤解した乗客が運転手に怒られていました(乗客を怒る運転手も問題外ですが)。
別にこれは神奈川中央交通を責めているわけではないのですが(責めてますが)、皆さんバスに乗るとき不安になったりしませんか? ひとつの地方にずっといるとわからないのですが、バスの運賃支払い方法は運営会社や路線によって結構異なっているものです。
運賃は先払いなのか後払いなのか、乗るときに整理券を取る必要はあるのか、そもそも前と後ろのどちらのドアから乗ればいいのか、といった基本的なことすら統一されていません。そういう訳で、はじめての土地でバスに乗るときは、どんなローカルルールにも対応できるような心の準備が要求されます。
確かに定額料金だったり距離によって金額を変える必要があったり、いろいろバス会社も苦慮していることは認めます。しかし結局、バス会社のシステムの都合をすべてユーザーに転嫁しているだけのようにも見えます。
乗る前後の手続きが決まっている鉄道と違って、この次元で統一のとれていないバスという乗り物には、もうすこしユーザーに優しくなって欲しいと思うのですが、いかがでしょうか(鉄道には自動券売機や連絡改札という別の問題もありますが、それはまた次の機会に)。 (1999.02.08)
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