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情報大工のひとりごと

ラプラス取説研究所からのお知らせ(2001年)



本年もよろしくお願い申し上げます____見出し罫線____

あけましておめでとうございます。
昨年来からの業務多忙で更新頻度が低下しており、楽しみにされている皆様には本当に申し訳ありません。今後は業務多忙を前提とした上で、更新の頻度と質を両立させる仕組みを検討したいと思います。

さて当研究所の本年の活動予定ですが、マニュアルやユーザーインターフェースといったこれまでの話題に加えて、情報のユーザビリティデザインやユーザー・エクスペリエンス(ユーザー体験)、ナレッジマネジメントなどといった、情報大工というコアコンピタンスを応用可能なビジネス分野の研究に、特に力を入れていきたいと考えています。
ユーザーとメーカー、つまり商品や情報の受け手と送り手がネットワークという場でコミュニケーションをとることが一般化してきたこともあり、情報デザインおよびエクスペリエンスデザインの役割はますます重くなっています。しかしそれにも関わらず、この分野に対する総合的な導入ガイドとして機能するような情報源はほとんど存在しません。当研究所は「いつ誰にどんな情報をどのように提供し、それによってどのような体験をしてもらいたいのか」というマニュアル制作で培ったノウハウを武器に、この分野に一定の地位を占めるべく試行錯誤を重ねていきたいと考えています。

. . . というような堅苦しいことを申し上げましたが、別にこれまでと急に内容が変わるわけではありませんので、ご安心ください(笑)
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 (2001.01.01)

ラプラス取説研究所 研究所長 高山 和也




予告:TCシンポジウム2001____見出し罫線____

厳しい暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。最近は業務多忙此処ニ極マルという状態が続き、更新頻度が低下してしまい申し訳ありません。

さて表題の件ですが、きたる8/30〜31に新宿の工学院大学で開催されるTCシンポジウム2001(主催:テクニカルコミュニケーター協会)に、当研究所の所長が今年パネルディスカッションに参加することになりました(他に人はいないのか?)。分科会のテーマとしては、昨年の「電子マニュアルの現在とこれからを考える」といった方向を踏襲して、常時接続が一般化する中でネットワークを利用した電子マニュアルはどう変わっていくのか?という話になりそうです。ブロードバンド化の影響といった話もできると面白いですね。

ところで、TC(テクニカルコミュニケーション)と標榜している通り、幅広い分野のコミュニケーション技術が本来期待されているこのシンポジウムですが、なかなかマニュアル村から出ることができない状態が続いていました。ですが、今年はアクセシビリティやユーザビリティ関連など、直接マニュアルだけに関わるわけではない、本来の意味でのコミュニケーションをめぐる問題を取り上げる分科会や発表が増えています。一般層への詳細プログラムのアナウンスが毎年遅れがちなのは大問題なのですが、この分野に興味のある方は、ぜひシンポジウムのページを定期的にチェックしてみてください。正式なプログラムが公開された時点で、このコーナーでも皆様にご紹介する予定です。 (2001.07.16)





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